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アメリカでバセドウ病を治療する

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私は5~6年ほど前にバセドウ病と診断され、治療をしています。

日本の専門のクリニックでまずはチウラジールを処方されたのですが副作用がひどく、チウラジールで治療をする選択肢は無くなってしまいました。全身のひどい倦怠感、吐き気、白血球減少、肝不全など、毎日ぐったりするほどの副作用でした。

 そしてメルカゾールで治療をしていく事に。定期的に血液検査をして、その結果によって指示された量を飲んでいました。

 

シカゴに引っ越してからも、専門の先生の元で検査、治療をしていました。私の行っていた病院はイリノイ州 Bannockburnにある、North Shore Hospitalでしたが、担当は綺麗で優しく、丁寧なとても良い先生でした。

 

一番心強かったのが、先生ご自身も同じバセドウ病を患っていて、3人のお子さんのうち、2人はバセドウ病になってから出産した経験者でいらっしゃるということ。

妊娠を希望していたけれどバセドウのことで不安がいっぱいだった私を、大丈夫よ、私は無事2人を産んだから、と優しく励ましてくれました。

 

 アメリカでバセドウ病の治療は、Endocrinology(発音はエンドカナラジーが近いかな)に行きます。日本語では内分泌科です。先生のことはEndocrinologist(エンドカナラジスト)と呼びます。

 

血液検査では日本と同じように、TSH, FT3, FT4の値を血液検査で調べます(注射針が太い(涙))。薬も日本ではメルカゾールとして販売されているMethimazole。

私のかかっていたNorth Shore Hospitalは大きいので、血液検査の結果も当日〜翌日に出て、先生から、血液検査の結果と薬の量についての指示が、病院の私のメンバーページにメールで送られてきます。検査結果を聞きに後日わざわざ出向かなくて良いし、質問があればそのメールに返信すればいいだけ。めちゃくちゃ簡単!

 

私はアメリカの先生と、日本の先生の二人の診断を仰いで治療方針を決めていました。

血液検査の結果が出たら日本のクリニックに電話をして、電話再診扱いで先生のご意見を聞きます。それを繰り返して思ったこと。やっぱりアメリカの先生の薬の処方の量は多い。毎回すごく実感しました。

 

日本の先生は、メルカゾールが飲めない時、かわりに都昆布を食べてヨウ素を摂って、と言いますが、アメリカではきちんと臨床試験が行われ、データが出ているものしか信用しません。昆布を食べている、と先生に言っても、したいことは分かるけど、効くと確証のある方法で治療して、と言われました。

 

私は妊娠前3~4ヶ月は完全に投薬治療をやめて、妊娠中も、出産後も飲んでいません。出産後は授乳していたし、授乳が終われば二人目が欲しくなり、お薬をやめたままです。血液検査の値は悪いです。体はしんどいし、ドキドキもしています。

 

妊娠中はバセドウの値が少し良くなることが多いとのこと。そのかわり、出産後はぐっとワイルドになる(悪くなる)ことが多いとアメリカの先生に言われました。

私もそうなりました。

でも定期的に診察を受けに行き、血液検査をしてもらって、何とかここまで来ています。

 

このまま自然治癒することはないので、これからの治療についても考えていかないといけないな、と思っています。